変わる日本の教育と就職戦線に関して
日本の景気は回復傾向にありますが、手放しで喜べることばかりではありません。民間企業の業績が良いのは喜ばしいことですが、公的な仕事に良い人材が集まらなくなっています。地方公務員、とりわけ教員の人材難は深刻な状況になっているようです。教員のレベルは、日本の教育の根幹だと言えます。豊富な知識と経験を積んだ教員を増やすことが、良い人材を社会に送り出すことに繋がります。人口減少の時代に入っているからこそ、お金をかける場所を間違えてはなりません。今の子ども達の大部分が予備校や塾に通っていますが、しっかりとした授業が学校で行われれば、子ども達の負担も少なくなるはずです。予備校や塾はあくまでオプション的な役割であり、ベースの部分は学校教育で賄うのがベストではないでしょうか。詰め込み教育が批判されることもありますが、子ども達は乾いたスポンジと同じです。向上心や記憶力が万全なうちに、なるべく多くの知識を吸収しておくべきです。それが将来の選択肢に繋がります。